圧縮技術・回転機技術

圧縮機

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01スクリュー圧縮機

スクリュー圧縮機

スクリュー圧縮機は、オスとメスの二つの歯形を持ったロータのねじが噛み合った構造をしており、ロータが回転することで圧縮します。最新のJシリーズにはスクリューの断面形状に工夫するなど、基盤技術研究で培われた技術が生かされています。

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02レシプロ圧縮機

レシプロ圧縮機は、日本語でいうと「往復動式」。最も幅広い分野で活躍しています。シリンダの中をピストンが往復動して、ピストンが下がると冷媒ガスがシリンダ内に吸入され、上がると圧縮されて送り出されます。構造そのものは自動車のエンジンに似ています。

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03スクロール圧縮機

スクロール圧縮機は多数の空間によって連続的に圧縮が行われるためトルク変動が小さいこと、隣接する閉空間の圧力差が小さいのでガスの漏れが少ないことから、往復式圧縮機と比べて高い体積効率、静粛性が得られます。その他にも、構成部品点数が少ないなど、低振動・低騒音、高効率、高信頼性などが期待できます。このような特徴を活かして、小型の冷凍機やヒートポンプ向けには最新型のスクロール圧縮機を採用しています。

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04ターボ圧縮機

気体を高速回転の羽根車により圧縮するのがターボ圧縮機です。速度エネルギーを力のエネルギーに変換させて圧縮する方式です。大容量のガスを圧縮するのに適していますが、大きな圧力差を要する圧縮仕事には不向きです。その特徴を生かして、前川製作所では空気冷凍サイクル(商品名: パスカルエア)にターボ圧縮機を採用しました。

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05容量と圧縮比の指標

圧縮機はそれぞれ機構によって得意とする分野が違います。容量と圧縮比(入口と出口の圧力の比)を指標にすると以下のようになります。

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