はじめに | 04

温度の話

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もう少し温度の話

温度と熱のイメージがなんとなくつかめてきたところで、温度の世界を想像してみましょう。

低いほうの温度

15℃ 井戸水の代表温度
4~6℃ ビールの適切な冷却温度
5℃ 冷蔵庫の温度
0℃ 水が凍る温度(大気圧)
-18℃ 家庭用冷蔵庫の冷凍室の温度
-41.0℃ 日本の最低気温の下位記録 (1902年 北海道旭川市)
-54℃ 南極のドームふじ基地の平均温度
-162℃ 天然ガス(LNG)の温度
-196℃ 液体窒素が沸騰する温度
(皮膚科の治療などで一般の人も目にします)
 -273.15℃  絶対零度

高いほうの温度

22~25℃ 人間の感じる快適な温度帯
36℃ 人間の体温
40.9℃ 日本での最高観測温度
(2007年8月16日 埼玉県熊谷市他)
42℃ お風呂のお湯の温度
70℃ サウナの温度
100℃ 水が沸騰する温度(大気圧)
180℃ てんぷら油の温度
1300℃ 鉄の溶ける温度
3,000℃ 太陽の黒点の温度

暖かいほうの温度は千の位まで挙げる事ができますが、冷たいほうの温度は百の位の数字です。実は、低いほうの温度に関しては絶対零度-273.15℃という最低の温度が存在しますが、高いほうの温度は理論的には無制限とされています。

絶対零度とは絶対温度で0度という意味で、分子の熱運動が完全に止まった状態とされます。絶対温度の単位はKと書いてケルビンと呼びます。