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日本冷凍空調学会賞 研究奨励賞 受賞の紹介

日本冷凍空調学会への投稿論文「アンモニア流下液膜蒸発の局所熱伝達率に及ぼすフィン形状の影響」の内容が、令和4年「研究奨励賞」として表彰されましたので、ご報告いたします。

 

受賞名:日本冷凍空調学会、研究奨励賞
受賞者:赤田 郁朗

 

自然冷媒の一つであるアンモニアは熱的特性に優れていることから大型冷凍機の作動冷媒として使用されるが、毒性を有するため熱交換器の小型化による冷媒充填量の削減が課題である。シェルアンドチューブ蒸発器の満液式から流下液膜式への転換は冷媒充填量の大幅な削減が可能となり、また満液式より優れた伝熱性能を有することから注目されている。本論文では、ステンレス製の平滑管およびフィン形状の異なる2種類の外面加工管を用いて、アンモニア流下液膜蒸発の管周方向の局所熱伝達率および液膜の流動特性について報告している。なお本論文はオープンアクセスで公開されており、誰でも閲覧が可能である。