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便利さの追求

農作業用ロボット開発

お客様の要望から生まれた自動化技術

ちょっと意外かもしれませんが前川製作所では様々な便利な機械を開発しています。その一つが鶏もも肉自動脱骨ロボット -トリダス。「産業用冷凍機のメーカーがなぜ?」と思うでしょうが、理由と長い歴史があります。
鶏肉をはじめ食肉加工工場は産業用冷凍分野の重要なお客様ですが、いつも大きな悩みをかかえていました。それは、お肉の加工処理を行う職人さんの人手不足。歩留まりよく骨と肉を分離するには熟練が必要なのですが、大きな冷蔵庫のような加工室で行うという過酷な条件のため、なかなか定着しません。そこでお客様の「機械で鶏肉の脱骨作業ができないだろうか?」という強い要望にお答えして、10年以上の歳月をかけ「トリダス」の開発を行いました。
このような自動抜骨機の開発にはじまり、「便利を支える要素研究」として、次のような要素技術を活用した研究を行っています。

写真左)施設園芸支援ロボット/トマトの収穫作業支援
写真右)施設園芸支援ロボット/イチゴの自動収穫 ?夜間でも収穫作業が可能!夜間のほうがイチゴの果実が硬く絞まっているため、「傷つきにくい」という利点もある?

便利を支える要素技術
前川製作所ではこれまで「食」をテーマに様々な事業展開をしてきましたが,「食」と「農」は非常に密接にかかわっていると考え,次の重要な分野として注目していました。しかしながら,担い手の高齢化や人手不足をはじめ,農業を取り巻く状況は厳しくなっています。そこでこれらの問題を解決するための一つの手段として,施設園芸などで様々な農作業を支援して労力を低減するロボットシステムの開発を行っています。
ロボットの構成は電動の自律移動台車ロボットで,写真のようにロボットの上に収穫かごを載せて,収穫作業をしている人の後ろをついていきながら移動することができます。収穫した野菜で一杯になったかごを運ぶのは実は重くて大変なのですが,これによって重労働から解放されます。このロボットは収穫物の運搬だけでなく,いろいろなオプションを用意しており,例えば農薬散布ユニットを搭載して人体にとっては危険な農薬を撒く作業を人に代わって自動で行ったり,収穫し尽くして残ってしまった苗を粉砕するユニットを搭載して施設内の片付け作業を支援するなど,様々な作業の場面で活用できるようになっています。
(なお,本事業は農林水産省平成18年度産学官連携による食料産業等活性化のための新技術開発事業の一環で共同開発を行ってきました。)