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研究開発紹介 Research and Development Introduction

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エックス線画像解析技術 ~豚もも肉脱骨装置 ハムダス-RXへの適用~(5)

5.エックス線画像解析の導入効果

豚もも肉脱骨装置はエックス線による画像を撮るように改良され、「ハムダス-RX」となりました。

ハムダス-RX

図5 ハムダス-RX

エックス線画像解析がハムダス-RXに導入された効果は、脱骨された骨に残っている肉(残肉)の重量によって評価することができます。エックス線画像解析の導入実証試験において、600本の平均残肉量を計測し、エックス線画像解析導入前の残肉量の基準に対して20%以上下回ることができました。

また、エックス線画像解析を用いたロボットの筋入れを実現したことで、肉の筋繊維を包む膜に沿って筋入れができるようになり、正肉(注1)自体を刃物で傷つけることなく、脱骨した肉の品質を向上させることができました。
このエックス線画像解析の技術を独自技術として、日米欧で特許取得することが出来ました。


こうした画像解析の技術は、エックス線画像だけでなく、可視光画像などにも応用され、ハムダス-RXに続いて、豚うで部位自動除骨ロボット「ワンダス-RX」や、鶏むね肉を分離する装置「イールダス3000」等の多くの食肉処理装置への採用が進んでいます。

(注1)正肉:枝肉を大分割または小分割し、それぞれの部位の骨を除き、血液の付着部位やリンパ節など食用にならない部分を除去した食肉のこと



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