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研究開発紹介 Research and Development Introduction

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冷媒とナチュラルファイブ(3)

5.おわりに

ここまで冷媒に関して、説明してきましたが、地球温暖化の寄与のみで評価しても、答えに辿り着くことは難しいと考えられます。なぜなら基本的に運転条件におけるさまざま条件を考慮する必要があるからです。一番問題となるのが、稼動中のエネルギー消費(消費電力)に関わるところになります。例えば、物質自体の地球温暖化の寄与が小さくても、システム自体の性能が悪ければ、逆に消費するエネルギー由来の地球温暖化の寄与が大きくなってしまう可能性もあるからです。こういった観点から、供給温度条件の拡大から、すべての条件を満たすような物質は、難しいのでは無いかと考えられます。今後は、冷媒を用途に応じて、適材適所で使い分けることにより、地球温暖化の寄与をいかにして最小にすることを考えることが重要であるのではないかと考えます。参考までに図1にナチュラルファイブ、代替フロンの供給温度別の適用可能性について整理しました。HC、HFCは種類が多いため、適用温度範囲は広いように見えますが、決して単一物質のみでカバーできるわけではありません。マエカワはナチュラルファイブを軸として、省エネ化+ノンフロン化を同時に達成する技術開発を目指していきます。

ナチュラルファイブおよび代替フロンの供給温度別適用可能性

図1 ナチュラルファイブおよび代替フロンの供給温度別適用可能性


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